2010年12月21日

原点回帰

こんにちは。「珈琲の魅力」へようこそ。 ご訪問感謝しています。

雨が降って来ました。 私、雨が大好きです。 しっとり、心が落ち着いてゆくんです…。

さて、今朝は久しぶりに手網焙煎方式でブラジル・手摘み完熟豆を焼いてみました。

焙煎の原点回帰。 焙煎技術習得の基本は、トドのつまり、この手網焙煎にあります。 焙煎技術の基本が五感で学べる最善で最適な焙煎法です。

薄緑色の生豆に火を入れると徐々に水分が抜け、薄緑色からアイボリーへ。 さらに褐色へと変化します。

褐色になると徐々に豆は小さく縮んでゆきます。

その後、パチパチと勢い良く破裂音を立てながら徐々に大きく膨らんでゆくのです。 この破裂を、1ハゼと呼びます。

この1ハゼが終わったところで煎り止めれば、ミディアムローストです。 香ばしいロースト香が漂い、まだ、程良い酸味が楽しめる、30年前の珈琲専門店がこぞって採用した焙煎度です。

更に火を入れ続けると、ハイローストに…。

豆は更に大きく膨らみ煙りが一段と上がりだし、乾いた、ピチピチという破裂音を立てる。 ここがが2ハゼ。 シティローストです。

更に火を入れ続けると、煙はモクモクと立ち上がり、豆の破裂音は勢いを強め、豆の表面に油が出始め艶やかな豆に変化してゆきます。 フルシティローストです。

ここからは、あっという間にフレンチローストです。

ハゼが終わり、程なくイタリアンロースト。 焙煎はここまでが限度です。 豆は真っ黒でテカテカです。 油が表面をべっとりと覆います。 味は、苦味が非常に強くなり、香りは強さを増します。

ここから、更に火を入れ続けると艶はなくなり、炭と化します。 冷めてから豆を指でつまめば、もろく粉々に砕けてしまう程です。

珈琲豆は、火を入れ続けると最終的に炭になってしまいます。

どの段階で煎り止めるかが珈琲の味に大きな影響を与えるのです。

焙煎の原点回帰は、大いなる気付きを私に与えてくれます。 手網焙煎をすると焙煎理論の理解力を自己診断出来るのです。

野球やゴルフのフォームチェックの様なものですね。


一杯の珈琲に心を込めて… ♪(´ε` )




手網焙煎 前編 / ワイルド珈琲 提供




手網焙煎 後編 / ワイルド珈琲 提供





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Posted by jihan at 17:40│Comments(0)Coffee
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