2010年12月14日
バール紹介 後編

こんばんは。「珈琲の魅力」へようこそ。 ご訪問感謝しています。
さて、一昨日の前編につづき、後編をお楽しみ下さい。
私は、差し出された水を一口飲み、店内をぐるりと見回した。 3年前と何も変わらない店の雰囲気に居心地の良さを感じていた。
シューっという、蒸気をふかす音がしたかと思うと、あっという間に美しいカプチーノが完成。
とっても可愛らしい仔犬の絵。 まるで、今にもカップの中から跳び出してきそうな作品だ。
この作者こそ、この店の看板娘。 女性バリスタである。
私は3年前、彼女にこんな質問をした事をハッキリと憶えている。
「このお仕事に就いて何年ですか?」と…。
間髪を入れず、彼女はこう言った「まだ5年です…」
私なら、もう5年です…。 と言ったかもしれない。
見事なデザイン・カプチーノを描く腕を持ち、マスコミの取材を沢山受けているに違いない彼女から出た、「まだ、5年です…」の言葉に日本人らしい奥床しさを強く感じたのです。
あの日、あの時と同じ質問をしたならば、きっと彼女はこう答えてくれただろう。
「まだ、8年です…」と…。
六本木、銀座、品川など都内に数店舗を構える繁盛店。 支える人物の横顔が垣間見えた、そんな出来事でした。
一杯の珈琲に心を込めて… ♪
Posted by jihan at 20:30│Comments(0)
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